2024年度も下期に突入した。かつては秋需に期待する声が多く上がり、実際3月にかけて荷動きが活発になる年も少なくなかった。ただユーザーの生産計画の平準化なども背景に、近年ではこうした季節要因による需要の増減が感じられにくい。 足元で各品種の実需が低迷する今年も、先々の荷動きが改善する要因は現段階で乏しい。現状、販売数量が伸び悩む扱い筋が大勢...