海外からの輸入鉄骨が増加傾向にあり、市中では警戒感が強まっている。鋼材価格の高騰を背景にコストメリットから国内ゼネコンが中国や韓国、東南アジアなどで現地の母材を加工した鉄骨を日本国内案件に適用。建築需要が低迷する中で鉄骨ファブリケーターの仕事を奪う形となり「国内建材サプライチェーンを毀損することになりかねない」(高炉筋)と危惧する声も出ている。