SC材(機械構造用炭素鋼)は1万5千円以上の値上げが完全に浸透しつつある。足元は9割ほど。仮に価格を据え置いたとしても販売が増えるとは考えづらく、上げ残し分の浸透も時間の問題だろう。今回の労務費や運賃コスト上昇分の価格転嫁は採算上不可避で、特に運賃の値上げは影響が大きい。流通側が被れる水準ではない。 市場環境は芳しくない。在庫調整は終わった...