「鉄スクラップ国内市況の高止まりは円安の影響が大きい」――輸出対抗を購買方針に掲げる東京製鉄の担当者は足元の市況感をこう語った。先月下旬から先週5日まで為替は1ドル=151円台で推移。この円安がなければ、海外安を反映して国内市況はもっと下落していたという見立てだ▼国内の鉄スクラップ市況は先月前半に下げ局面を迎えた。アジア需要の低迷で海外市況...