非鉄金属価格の国際指標であるロンドン金属取引所(LME)の亜鉛相場は2月以降下落が続き、約半年ぶりの安値圏まで落ち込んでいる。主要通貨に対するドル高地合いが重しとしてある中、中国需要に対する不動産セクターなどへの懸念やLME在庫急増によって需給緩和が意識されたことが下押し圧力となった。