硬鋼線やピアノ線、オイルテンパー線などの特殊線材の荷動きは、一年を通して低調だった。建機・精密機器などは中国向け輸出の減少により活気薄。農業関連もユーザーの予算の都合から設備投資が停滞、精彩を欠いた。 マーケットのウェイトが高い自動車部品向けは、ようやく昨年11月頃から動き始めた。流通は「耐熱性を求める部品としてエンジン回りに採用されている...