溶接鋼管類は、相場の方向感が定まらない状況が続く。昨年はロシアによるウクライナ侵攻や脱炭素の潮流を背景に資源全般が高騰し、コロナ禍で落ち込んだ各種需要の回復も進んだことで鉄鋼メーカーも断続的に値上げを断行。鋼材市況も上昇基調で推移してきた。だが足元は中小建築物や車関連向けの実需がさえず、原料も弱含む。ある在庫店幹部も「得意先の違いで鋼管流通...