アジアの熱延コイル市況が底値を探る展開になってきた。4月に入り中国で鋼材市況の軟化基調が強まり、輸出向けでもオファー価格を下げる動きが散見。これを受け、ベトナムの高炉メーカー、フォルモサ・ハティン・スチール(FHS)は5~6月出荷分のホット販価を前月から45ドル下げトン当たりCIF680ドルへと調整した。ただ足元ではFHSの建値を大きく下回...