鉄鋼業の過剰生産能力が22年末時点で再び増加に転じた。OECD(経済協力開発機構)鉄鋼委員会によると、22年末の過剰能力(公称能力と実生産量との差)は6億3200万トンと21年末の5億1700万トンに対し1億トン強増加した。世界の過剰能力は7億トン超だった16年当時に比べ減少したが、アジアや中東、北アフリカなどで能力の新・増設が続き、5億~...