新日本電工は16日、工場排水に含まれるリンや窒素を効率よく吸収できる無機系の処理剤を開発した。優れた水処理特性を持つ結晶で、工場排水の循環利用が可能になるほか、廃棄処分が一般的なメッキ液の延命化にもつながる。今後、今回開発した処理剤を活用し、2年後をめどに新しい水処理循環装置の実用化を目指す。 信州大学と、同大発のベンチャー企業、ヴェルヌク...