建築鉄骨の製作単価が2022年暦年で上昇した。鉄骨需給にひっ迫感は乏しいものの、原価の半分近くを占める鋼材価格や人件費の高騰が後押しした。ただ1年以上前から商談が進んでいた大型物件向けでは十分に価格転嫁しきれず、鉄骨ファブリケーターの加工賃が圧迫される事例が頻発している。大手ファブや加工業者は受注調整をしながら採算改善に注力する。