日本製鉄の岩井尚彦常務執行役員は9日の決算会見で、2023年度の粗鋼生産見通しについて「22年度並みか若干の微増とみている」と語った。世界的な鋼材需要の低迷は長期化しており、自動車向けをはじめとする鋼材需要の回復を期待しつつも先行きを慎重にみている。 22年度の同社単独の粗鋼生産は3420万トンと前年度比で約450万トン減る見通し。統合後ピ...