軽仮設機材の高稼働が続いている。例年は秋口を境に年度末にかけて調整局面に入るものの、堅調な建設需要を背景に、足元では「落ち込みは小幅にとどまっている」(扱い筋)との受け止めが少なくない。一方でメーカーの製造コストは物価高で膨らみ、レンタル料の改定も道半ばの中、機材の購入や更新に慎重な向きは根強く、鋼材需要への波及にはなお時間を要しそうだ。