条鋼や厚板など建設用鋼材の向け先で多くを占めるのが鉄骨建築物だ。東京五輪・パラリンピック前から続く需要の端境期がようやく終わりを告げようとしているが、足元はまだ本格的に回復したとまでは言えない。資材高騰や人手不足なども経営に大きな影響を与えている。2回に分けて、(上)では大手上場企業が多く加盟する鉄骨建設業協会の田中進会長(駒井ハルテック会長...