2022年の電気亜鉛めっき鋼板(EG)輸出量は前年から3割減の60万トン台前半にとどまり、1989年並の低水準となりそうだ。主要用途の一つである薄型テレビ向けが特需のはく落で急失速したほか、OA機器向けは部材不足による需要家の生産調整で伸び悩んだ。コロナショックで需要が急減した20年の69万トンも下回るのが濃厚となっている。