普通鋼電炉メーカーにとって昨年も厳しいコスト高に追われた一年だった。主原料の鉄スクラップはロシア・ウクライナ問題を契機に4月末にかけて過去2番目の高値に急伸。その後、鉄スクラップは調整局面となるが、電力・ガスなどのエネルギー価格が下期以降に急騰。資材や輸送費、人件費なども大きく上昇し、各社とも収益改善は道半ばで新年を迎えた。カーボンニュート...