製鉄プロセスの脱炭素化に向けた大学の研究活動が活発化している。金属材料研究が盛んな東北大学は、二酸化炭素(CO2)を含む製鉄時の副生ガスから炭素を固体状態で回収し、鉄鉱石の還元材として再利用する研究を推進。脱炭素に注力する東京工業大学はCO2を電気分解し、一酸化炭素(CO)ガスに戻して製鉄で再利用する新たな手法を提唱する。温暖化ガスの抜本的な...