東京製鉄は16日、10月契約の鋼材販売価格を全品種で前月比据え置くと発表した。全面据え置きは2カ月ぶり。海外市況はメーカーの生産抑制で底打ちの様相。国内では建設需要が堅調で、大型サイズのH形鋼などは歯抜けが多く、市中の品薄感は強い。薄板は自動車生産が徐々に回復しており、在庫は漸減傾向。厚板は造船や建産機の需要が強い。「足元は品種によって市況...