原料炭の対日四半期価格の指標となるオーストラリア炭のスポット価格が一段安となった。同価格(FOB=本船渡し価格)は先週、約1年ぶりに1トン200ドルを割り込んだ後も右肩下がりの展開となり、先週末には191ドル前後(一級強粘結炭)まで下落した。高炉メーカーやコークス専業メーカーの生産活動が伸び悩む中、原料炭の需要も一服状態となっている。 中国...