中国の「ゼロコロナ政策」により上海などで都市封鎖が相次ぎ、鉄鋼需要への悪影響が懸念されている。鉄鋼メーカーの操業は継続されている一方、需要家の生産活動が制限され、物流の滞りも指摘されてきた。内需に力強さを欠くため中国から鋼材を輸出する動きも目立ってきており、中国材がアジアなど一部で国際市況の上伸を鈍らせつつある。