2021年暦年の鉄スクラップ輸出量は720万トン前後と10年ぶりの低水準にとどまりそうだ。昨年、輸出先1位に浮上したベトナム向けがコロナ禍によるロックダウンなどで大きく減少。日本の市況高騰が嫌気され、韓国や中国向けも伸び悩んでいる。脱炭素の流れが加速する中、CO2削減を目的に日本の高炉メーカーが鉄スクラップの調達を積極化するなど国内需要には底...