ステンレス冷延薄板では、クロム系(SUS430)に続いてニッケル系(SUS304)でも需給タイト化が進んでいる。クロム系冷薄のタイト感は春先から強いままだが、ニッケル系冷薄でも10月以降は「仲間商いの引き合いに応じ切れない」(扱い筋)といった声が出始めている。市中の引き合いが膨らんでいる主因は、市況の先高観に伴う先行買い。実需が底堅い一方で...