日本製鉄が昨年2月に公表した第一弾の生産設備構造対策がいよいよ実行段階に入ってきた。柱となる瀬戸内製鉄所呉地区(広島県呉市)の高炉廃止は、他製鉄所から半製品スラブを調達するめどが付き、9月末までに実施される。新型コロナ禍に伴う需要減でバンキング(一時休止)していた関西製鉄所和歌山地区(和歌山市)の高炉1基は再稼働を見送り、ほぼ同時期に廃止とな...