日本磨棒鋼工業組合(理事長・多田茂大一機工社長)がまとめた5月の磨棒鋼・冷間圧造用(CH)鋼線の生産実績は7万37トンとなった。コロナ禍で経済活動が停滞した対前年5月比では66%増の大幅な伸びとなったが、19年5月比では85%の水準にとどまった。半導体不足で自動車メーカー各社が減産したため、磨棒鋼・CH鋼線の出荷も伸び悩んだ形だ。  内訳は...