ステンレス原料フェロクロムの国際市場が混迷の度を深めている。中国市場ではステンレス製鋼の減産でスポット価格が急落する一方、日本や欧米市場ではステンレス鋼材の需要好調を映してフェロクロムの引き合いは堅調だ。欧州や日本では今月末にかけて7~9月積みの価格交渉が本格化する。だが、中国とそれ以外の市場との「温度差」が鮮明となる中で、着地点はいまだ見えない。