鉄鋼業をはじめとするものづくり産業は、10年前の東日本大震災で設備破損や浸水といった想定外の事態に直面し、長期間の操業休止を余儀なくされた。震災の教訓を生かし、今後も起こり得る大規模な自然災害にどう立ち向かうべきなのか。製鉄所の潜在リスクを分析するシステム開発に取り組んできた京都大学の椹木哲夫教授に鉄鋼業の課題と対処法を聞いた。