関東地区の条鋼建材市場はメーカー値上げにより下値が切り上がっている。だが需要面は中小物件向けの出庫が振るわず、上値を押し上げる材料に乏しいのが現状。22日発表の東京製鉄4月販売価格もそうした状況を反映し、形鋼と異形棒鋼は3カ月連続で建値が据え置かれた。ある流通幹部は「ここ数カ月の上昇相場は明らかに供給主導。鋼板類と違い需給がタイトでない以上...