全日本特殊鋼流通協会の2月流通統計によると、全国の特殊鋼販売量は前年同月比10・8%減の16万トンにとどまり、2桁減に歯止めがかからなかった。昨年11月以降、構造用鋼、工具鋼、軸受鋼など主要各品種の販売量が大幅に減少し、3、4月も販売状況は回復しておらず、当面は2桁減が続く見通し。 受入れ量は同14・5%減の15万7千トンで、月末在庫は前月...