アジア圏の熱延コイル市況が2年半ぶりの安値圏へ突入している。東南アジア最大市場のベトナムではインドからトン当たりCFR440ドルが提示され、国内市場の不需要期を迎えているロシアからも同水準のオファーが示されるなど、印・露勢の安値攻勢で市況の下げ止まりに歯止めがかかっていない。国慶節明けの中国勢がどう動くかで年内のアジア市況の大勢が見えてきそ...