関東地区のニッケル系ステンレス冷延薄板市況に底値観が台頭しつつある。今月に入り中心値が5千円下落し、局地戦で安値は散見されるが、大幅下落には至っていない。需給・原料・メーカー販価動向など複数の要因が指摘されるが、流通大手が価格重視、採算重視の姿勢を崩していないことが何よりも大きい▼年度末は2月から荷動きが盛り上がり、3月後半に失速するのが近...