電気銅 電気銅の国内需給構造は平成の30年間で大きく変化した。国内がバブル経済の真っただ中にあった平成当初は旺盛な需要を国内生産で賄いきれず、不足分を輸入で補う構図だった。だが、バブル経済崩壊を機に内需が減少傾向に転じた一方、国内製錬所の能力増強で国内需給のギャップは縮小。1998年に地金輸出量が輸入量を上回ると、その後は輸出増、輸入減の傾向...