関西地区の形鋼市場は、秋口のメーカー値上げ発表に対して様子見姿勢が続いていたが、今週から複数の大手在庫流通がトン3千円の唱え上げを実施し、上昇機運が強まっている。これまで相次ぐ値上げ表明にもかかわらず、需要の低迷で唱え上げが進まなかったが、メーカーの売り腰が強まったことで安値帯が解消しつつある。 今後、在庫流通は採算確保のため、仕入れ上昇分...