首都圏の厚中板市況は、主力の建築関連をはじめとする需要環境の長引く停滞感の影響で今なお総体的には軟化基調から脱していない。それでも年度下期入りして以降、一部から「建物の基礎工事が動き始めた」とか「鉄塔工事現場への敷鉄板の引き合いが増えつつある」といった声が聞かれ、ここにきてようやく先々への希望の光明がポツポツと見え始めてきたかと安堵するとと...