中国地区のニッケル系ステンレス薄板は、ジリ安調から底打ち、もち合い推移。 8~9月に収益改善活動を積極展開し、一部の値上げがユーザーに認められた。足元は中国・台湾材へのAD調査開始や日本製鉄の8、10、11月契約の値上げが後押しとなっている。在庫簿価の上昇や諸経費高騰から利幅確保に向けて値上げが必要であり、話を通しやすい環境は整いつつある。...