現場を歩くと、「支える」という言葉の重みを実感する。鉄骨や線材、磨棒鋼の荷動きは依然として低調で、数量の回復も鈍い。それでも扱い筋からは「防災・減災や生活インフラ向けなど、社会を支える分野では確かな需要がある」との声が聞かれる。 近年は地震や豪雨など災害の頻発が続き、強靱な社会基盤の構築がより一層重要になっている。市場環境が厳しくとも、品質...