ニッケル系ステンレス薄板は、メーカーの8月、10月契約での値上げやAD調査により輸入材の下げ圧力が弱まり横ばいで推移。流通からは「年初から相場の下がり局面が続いたので、上昇したコストを転嫁するチャンスがなかった。今回の仕入れ値高を転嫁する際に、コスト上昇分も転嫁したい」との声が聞かれる。ただ、需要は鈍く販売量は前年を下回る水準で推移。コスト...