東京地区のステンレス薄板流通は今後値上げのタイミングを探る展開になりそう。メーカー販価が下げ止まり、最大手の日本製鉄は8、10月契約分でそれぞれ5千円引き上げた。足元は依然として安値で量を確保しようとする動きがあるが、今後確実に在庫簿価は上昇する。物流費も高騰している。利幅の確保に向けて値上げは避けられないだろう。 問題はいつ、どれくらいの...