年度下期に入っても首都圏の鋼材販売は一向に復調の兆しが見られず、夏場の停滞ムードを引きずったまま今に至っている感が強い。主力の建築関連需要が低調なことに加えて建機・産機や自動車といった製造業分野も、大手の生産計画が一部で下方修正されるなど精彩を欠く。これらの影響が店売り末端実需にも波及し、市中の荷動き、引き合いは小口当用モノに終始したままだ...