東京地区のニッケル系ステンレス薄板(冷延鋼板)相場はこれまで軟調に推移していたが、ここにきて底を打った。依然荷動きは良くないが、中国・台湾材へのアンチダンピング調査開始やメーカー販価の8月契約分上昇などを受けて市場の雰囲気が変わった。引き続き安売りせず相場を保ちたい。 8月の需要環境は特に悪かった。9月も低水準だが、やや上向いている。在庫が...