日銀がついに時価約70兆円に上る上場投資信託(ETF)の売却に踏み切る。これまでマイナス金利を解除し、国債の保有残高も削減し金融正常化に歩みを進めてきたが、ETFは言わば一番の〝腫物〟。株価下落への懸念はあるが、100年以上かけて徐々に売却することで影響を最小限に和らげる。短期的には痛みを伴うだろうが、金融緩和で招いた円への不信感を回復させ...