神戸製鋼所120年の中でも機械事業部門の歴史は長い。起源は1914年に開発を始めたレシプロ圧縮機で、翌年には自社技術により高圧空気圧縮機の製作を開始した。この時期は第一次世界大戦で、さまざまな機械の国産化が求められた時期。機械事業部門長の猿丸正悟執行役員は「新しいことに挑戦することが機械事業部門の源流であり文化」と話す。 圧縮機は、55年に...