神戸製鋼所は既存事業の深化と新たな収益源を模索する〝両利きの経営〟を推進している。新たな飛躍とイノベーションの種をどう生み出すか。けん引役を担うのが、技術開発本部だ。 「創業以来120年にわたり幅広い事業で培ってきた技術や知見の多様性こそ当社の強みだ」。技術開発本部の西野都(さとし)本部長(執行役員)は、新たな価値創出の鍵は「〝技術資産のか...