7月22日に日本政府による中国、台湾製ニッケル系ステンレス冷延鋼板に対するアンチダンピング(AD)調査が開始され、国内市場とくに店売り市場における輸入材の先行きが注視されている。合理的な水準を下回る入着価格で高水準の入着数量が継続する状況は改善される見通しで、市場関係者は緊迫感の中で仮決定の時期を見守っている。AD措置により両国材が減少すれば...