溶接鋼管類の相場が、市場規模の大きい東京、大阪、名古屋の各地区ともに弱基調で推移している。需要不振を映してシームレス(継目無)を含む鋼管メーカーの国内出荷量は今年2月以降は前年割れが続く半面、流通の問屋在庫は前年同月を若干上回る水準が続く。直近では東京製鉄が形鋼類の10月販売価格をトン当たり1万2千円下げるなど大幅値下げに踏み切ったため、市場...