条鋼建材や溶接鋼管が用いられるS造やRC造の建築物は、規模の大小を問わず着工件数・床面積ともにさえない状況が続く。2025年の春には鋼材を含む建築資材が値上がりし、後に残業規制の強化に伴う労務不足も相まって工事・加工費が高騰。建築需要を抑える主要因となった。今も工事費は上昇の弧を描き続ける半面、需給が緩んだ鋼材は下げ基調に反転している。苦境...