ステンレス協会がまとめた鋼板受注統計によると、2024年度の国内向け受注量(ホットコイルと磨帯鋼を含む)は前年度比5・1%増の90万8486トンとなり、3年連続で100万トンを大きく下回った。国内需要は多くの分野で低調に推移し、ニッケル系冷延鋼板の輸入圧力が強いこともあり、受注は極めて低い水準にとどまった。比較的堅調だった21年度比では21...