OECD(経済協力開発機構)によると、鉄鋼の過剰生産能力は2027年には7億トンを超えるという。とんでもなく大きな数字だが、すでにいまも6億トンを超えている。つまりここ最近は常に鉄が余っている状況にあり、それを考えると驚くべき数字とは言えないのかもしれない▼経験豊富な業界人からよく聞くのは、鉄鋼業のマーケットは「過剰」か「不足」かのどちらか...