二酸化炭素(CO2)排出量取引制度の導入を柱とする改正GX推進法が先週衆院を通過し、今週から参院での審議に移った。CO2排出量が年間10万トン以上の事業者には参加義務があり、鉄鋼業でも一定規模の企業がこの制度と向き合うことになる▼衆院では14項目からなる付帯決議が可決された。このうち注目されるのが排出枠割当に関する項目。取引制度では、ベンチ...