中山製鋼所は懸案であった電炉増強策を日本製鉄との合弁による新電炉工場建設で実現することとなった。箱守一昭社長は「当社にとっては2002年の高炉休止から鉄源をどう確保するかが常に課題だった」と振り返り、20年以上抱える課題解決に向けてこれから取り組んでいくことになる。 高炉休止以降、自社鉄源は電炉および転炉によるNSR(中山式冷鉄源溶解)で生...