首都圏の店売りマーケットにおける鋼板類の景況感は、新年度入りの帳破を迎えるが「極めて良くない」というのが流通扱い筋のもっぱらの体感だ。薄板3品、厚中板ともに末端実需がさえず、市中の荷動き、引き合いは小口当用モノに終始している。市況も依然として弱含み調で推移し、東京製鉄が4月契約分でコイル製品およびコイルカットシートを3千~5千円値下げした影...